未来の宇宙旅行では、人間はコウモリの血を飲む必要があるかもしれない。1980年代にコンサート中に生きたコウモリを噛み千切ったオジー・オズボーンさながら、このほど宇宙飛行士もコウモリの血を飲む日が来る可能性が示唆された。
コウモリの血液中のある物質が「冬眠」を促すことで、地球から火星までの8カ月に渡る旅や、より長期間の恒星間の移動中に身体をシャットダウンさせ、目的地で完全にリフレッシュした気分で目が覚ますことが可能になるそうだ。
人間の身体はそういった状態で生きるように設計されていないため、数々のプロセスを経た結果、「スペース・バンパイア」になる必要があると専門家らは指摘している。
ドイツのグライフスヴァルト大学で研究を進めているジェラルド・カース氏は「恒星間飛行中に人間を低温状態にすることには利点があります。これから3年で実現するものではありませんが、重要な第一歩となります」と話した。