国民民主党の榛葉(しんば)賀津也幹事長(57)が6日、国会内での定例会見で、不倫問題で3カ月間の役職停止処分となった玉木雄一郎代表(55)への「3カ月」の根拠を問われ「3カ月は3カ月です。根拠は、私も役員もよく考えて。3カ月間、代表が役職停止っていうのは極めて重いよ」と、厳しい処分だったことを強調した。
榛葉氏は「この予算の佳境、税制改正や概算要求の予算編成の年末年始、そして様々な賀詞交歓会や党大会目白押しの年初めに、3カ月間。年末年始、代表の役職停止っていうのは極めて重いと思います」と、妥当だとした。
来夏の参院選を踏まえ「その前に早い段階で復帰できるようなとか、そういう考えは」と問われると、榛葉氏は「そういう、うがった見方しない方がいいよ」と応じた。「幹事長注意とか、役員会による厳重注意とか、いろんなランクがあったけれども、あえて役職停止。極めて重いと思います」と、主張を重ねた。
榛葉氏は、玉木氏の役職停止が参院選の候補者擁立に影響が出ているとの一部報道に「出てません。公募、ガンガン来てますから。代表が役職停止になった後も、ものすごい公募が来て。参議院選挙頑張りたい。党勢拡大に全く影響ありません」とした。
記者団からは、国民民主党の参院人事をめぐり、玉木氏が2019年10月、会見で元首相の菅直人氏(78)に「お遍路に行ってもらいたい」と発言したことを踏まえ「玉木氏の剃髪式はいつやるんですか?」と、剃髪し四国霊場八十八カ所をめぐるみそぎの〝お遍路〟を勧める声も出た。
苦笑した榛葉氏は「それは…玉木事務所に聞いて下さい。私は、今の髪形で十分似合っていると思います。形ではなくて、大事なのは心でしっかり反省することですから」と答えるにとどめた。