歌手のエルトン・ジョンが、観客席から投げられた金属製の「ハシシパイプ」がこめかみに的中して顔が血まみれになり、バンドメンバーから銃で撃たれたと思われたことがあるという。ノースカロライナ州グリーンズボロ公演での出来事だったそうだ。
RadarOnline.comが報じたエルトンの著書『フェアウェル・イエロー・ブリック・ロード』からの抜粋の中には、こう綴られている。「僕が演奏しているときにファンがステージに物を投げつけることはよくあるけど、たいていはそれなりに柔らかいものだった。グリーンズボロでは違った」「『布教本部を焼き落とせ』を演奏し始めたとき、誰かが観客席からステージに向かって金属製のハシシパイプを投げつけたんだ。僕はそれに気づかなかった」「銀色のパイプは私のこめかみに当たって血が流れだし、私は完全に気を失った」「バンドは演奏を続けた。起こったことに気が付くのに一瞬かかったからね」「彼らは後で、僕の顔から血が流れているのを見て、僕が(銃で)撃たれたのかと思ったらしい」
エルトンは、当時のボディーガードで元ミスター・ユニバースのジム・モリスによりステージ脇に引きずられた後、駆け付けた救急隊員から手当てを受けたという。
一方、エルトンは最近、夫のデヴィッド・ファーニッシュとともに『プラダを着た悪魔』のウエストエンド・プレミア公演に出席した際、夏に目の感染症にかかり、視力を「失った」ことから、パフォーマンスを見ることができないと発表し、ファンに衝撃を与えていた。