ソウル・汝矣島(ヨイド)にあるKBSホールで11月29日、「第45回 青龍映画賞」授賞式が開催され、同式に参加した俳優のパク・ジョンミンが、俳優陣からの食事の誘いを断って「ポケモンゲーム大会」に出場し、話題を集めた。
パク・ジョンミンはこの日、新人監督賞の授賞者として参加。今回の新人監督賞を受賞したのは、ドラマ「D.P.─脱走兵追跡官─」「ホテルデルーナ」「調査官ク・ギョンイ」、映画「コインロッカーの女(邦題)」などに出演し、“カメレオン俳優”として名高いチョ・ヒョンチョルだ。彼は、監督デビュー作「君と私」での受賞となった。
パク・ジョンミンは、新人監督賞を発表する瞬間「この瞬間を待ち望んでいた」と言い、高校・大学と同級生だったチョ・ヒョンチョルの名前を呼んだ。
新人監督賞の受賞者として、舞台に上がったチョ・ヒョンチョルは、「ジョンミンに後ろから見られていて怖い」と冗談を飛ばし、笑いを誘った。そして「(パク・ジョンミンが)忙しい中、この映画に出演してくれて、とてもありがたく思っている」と、俳優やスタッフに感謝を述べた。また「映画はまだ上映中なので、気になった方はぜひ劇場で観てほしい」と、映画の宣伝も忘れなかった。
そんなパク・ジョンミンは、友人の栄誉の瞬間に立ち会った後、予定されていた俳優陣による食事会には参加しなかった。なんとウェブマンガ家で、動画配信者のチムチャクマンが主催する「ポケモンカードゲーム Pocket」の大会に参加したのだ。
この日、韓国のゲームストリーミングプラットフォーム「CHZZK(チジック)」で行われたライブ放送で、パク・ジョンミンは「今日の覚悟を述べる」と、ポケモンゲーム大会への決意と抱負を語った。「今日、『青龍映画賞』の授賞式を終えてから、たくさんの映画俳優に『食事に行こう』と誘われたけど、『出なければならない大会があるので』と言って(会場を)抜けてきた」と説明した。
これに対し、主催者のチムチャクマンをはじめとする大会参加者たちが、歓声とともに大拍手。パク・ジョンミンの「ポケモンゲーム」に対する情熱を、目の当たりにしたネットユーザーは「俳優の中で最高の親近感」「すごい。着飾って授賞式に出たなら、普通は食事に行くだろうに」「いろんな意味ですごい人だ」「このくらいの狂気がないと、俳優はできない」など驚きの反応を見せた。