球界関係者の一人は、「オリンピックだったらシーズン中でも出たいという選手がいる。WBCやオリンピックは出たい選手が多くいる」と明かす。大谷らメジャーリーガーが出場するWBCや金メダルを目指して戦う五輪の出場は選手にとっても魅力的だろう。それに比べてシーズンの疲労が残っている11月開催のプレミア12では、熱量に差が出てくるのも無理はない。
選手会の森事務局長も「時期的なものも含めて大会がどういう位置付けなのか。価値みたいなものもある」と指摘する。今回、出場辞退者が続出したことと大会連覇を逃したことは無関係ではないだろう。プレミア12という大会が抱える潜在的な課題と向き合いつつ、今回の悔しさを若い侍たちがかみしめ、26年WBCにつなげるしかない。