キワどい!4人の女性が“性のタブー”を打ち破り、自立する姿を描く韓ドラ「貞淑なお仕事」

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ドラマ「貞淑なお仕事」に出演した(左から)キム・ソンヨン、キム・ソンリョン、キム・ソヨン、イ・セヒ(出典:JTBC)
ドラマ「貞淑なお仕事」に出演した(左から)キム・ソンヨン、キム・ソンリョン、キム・ソヨン、イ・セヒ(出典:JTBC)

 韓国ドラマ「貞淑なお仕事」が、多くの関心を集めている。本作は、1992年の田舎町で、アダルトグッズを販売する女性たちの物語。「訪問販売シスターズ」である4人の女性主人公が、“性のタブー”を打ち破り、堂々とセールスを行う。

 1人目の主人公であるキム・ソヨン演じるハン・ジョンスクは、経済的に苦しい状況の中、訪問販売に挑戦。無能な夫に悩まされる彼女は安定した収入を得るため、アダルトグッズを販売することに。その過程で抱く羞恥心や葛藤が、視聴者に深い印象を与えた。

 キム・ソンリョン扮するオ・グムヒは、夫の過度な干渉の中で、新たな人生を探す。そんなグムヒは、アダルトグッズの説明書を読んで、隠れた才能を発見、訪問販売の世界に飛び込む。グムヒの変化は、ドラマの重要なターニングポイントだ。

 キム・ソンヨンが演じるソ・ヨンボクは、家族のために懸命に働きながら、愛情表現が過剰な夫との間に悩みを抱えていた。そして訪問販売を通して、家族のためにより良い暮らしを夢見るようになる。ヨンボクの事情は、多くの女性たちに、共感と動機を与える。

 イ・セヒのイ・ジュリは、愛嬌あふれる言葉で人々を惹きつける魅力の持ち主だ。独自のスタイルでアダルトグッズを販売し、独特な魅力を発揮する。

 そんな4人がそれぞれに抱える事情が、ドラマに奥行きを与える。

 本作は、単にアダルトグッズを販売するだけの物語ではない。社会のタブーから脱却し、自立する当時の女性たちの姿を描いている。社会的偏見と闘いながら、達成感を得る過程が、視聴者に大きな感動と余韻を残すだろう。

 「貞淑なお仕事」は全12話で、韓国では11月17日に最終回を迎える。日本ではNetflixで視聴が可能だ。

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