衆院選が27日、投開票され、東京7区(東京都渋谷区、港区)に参院からくら替え出馬した自民党の丸川珠代元五輪相(53)の落選が確実になった。
丸川氏は、自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる、いわゆる裏金問題で党から訓告処分を受け比例との重複立候補ができなかった。テレビ朝日アナウンサーから政治家に転身。2007年の初当選から参院議員を3期するなど、17年間守ってきた国会での議席を失うことになる。
選挙戦では「小選挙区一本です!お助けください!」と涙ながらに訴えていた丸川氏だが、届かなかった。
東京7区は丸川氏のほか立憲民主党の元衆院議員の松尾明弘氏(49)、日本維新の会の前衆院議員小野泰輔氏(50)、参政党の新人石川友梨香氏(28)が立候補。松尾氏の当選が確実となった。