自民党総裁選で選出された石破茂新総裁(67)が27日、都内の党本部で記者会見に臨んだ。
記者団から党内、組閣の人事構想について「旧派閥のバランスに配慮するのか」と問われた石破氏は「派閥についてどうなのかということでございますが…派閥はもう無くなっちゃいましたんで、どの派閥から何人ということは考えることはいたしません。あくまで結果としてそういうことになるものだと考えております」と述べた。
具体的な人選については「まだ白紙でございますので、今この時点で申し上げるものはございません」とした。
総裁選に出馬した石破氏以外の8人を要職に起用する考えを問われ「それぞれの役割を適切に果たしていただける人事は執り行ってまいりたい。今回総裁選をともに戦いました8名の皆さま方は、それぞれ立派な政治姿勢をお持ちの方ばかり。それぞれ最もふさわしい役職をお願いするということは当然」と強調した。
激しく争った高市早苗経済安全保障担当相(63)、小泉進次郎元環境相(43)についても「高市候補、小泉候補についても考え方は同様」とした。