悠木碧&平川大輔が夫婦トーク アニメ「妻、小学生になる。」娘役の野村麻衣子「お二人を親だと」

山本 鋼平 山本 鋼平
舞台挨拶に登壇した(左から)岩中睦樹、野村麻衣子、平川大輔、悠木碧、小島幸子、阿部記之監督=都内
舞台挨拶に登壇した(左から)岩中睦樹、野村麻衣子、平川大輔、悠木碧、小島幸子、阿部記之監督=都内

 新作テレビアニメ「妻、小学生になる。」(TOKYO MX・サンテレビほか、10月6日スタート)の先行上映会および舞台挨拶が21日、都内のT・ジョイPRINCE品川で開催。声優の平川大輔、悠木碧、野村麻衣子、小島幸子、岩中睦樹、そして阿部記之監督が登壇。家族をテーマに、家族のように和気あいあいとトークが弾んだ。

 妻を10年前に亡くした愛妻家だった夫の前に、生まれ変わり10歳の小学生の姿になった妻が現れ、廃人のような生活を送っていた夫と娘が、小学生になった妻のおかげで、生きる喜びを取り戻していく物語。2022年に堤真一、石田ゆり子、蒔田彩珠ら出演でテレビドラマ化され話題となった。愛妻家の新島圭介役に平川大輔、死んだ妻・新島貴恵と小学生となった妻・白石万理華役に悠木碧、新島家の一人娘・新島麻衣役に野村麻衣子、圭介の部下・守屋好美役に岡﨑加奈、万理華の母・白石千嘉役に小島幸子、愛川蓮司役を岩中睦樹が務めた。

 ドラマ版では石田と子役(毎田暖乃)が演じた妻と生まれ変わった小学生を、アニメではともに悠木が演じる。「『妻、小学生になる』の小学生になった妻です」と自己紹介した悠木は「見た目は小学生ですけど中身はお母さん。しっかり者な感じを意識しました」と振り返った。阿部監督からは「同じ人間だけども違う。僕らとしては1人でいけるのかと思いました」と当初は不安がよぎったというが、声優陣に対し「全部はね返してくれた」と感謝。悠木はナレーションも担当し、自らの意見でその立ち位置が万理華から貴恵に変更されるなど、細かい演出をスタッフ全員で生み出していった。

 愛妻家の圭介を演じた平川は、成人した一人娘・麻衣を演じた野村に「野村さんは役者としても頑張っているのに、普通に娘のようにしか見えない」と語りかけると、悠木も「こんな大きい子どもがいるわけないのに、(アフレコ中は)頑張れよ、良かったねと思った」と呼応。野村も「とても緊張していたので、温かく迎え入れていただいてお二人を親だと思っていました」と受け止めた。

 万理華の母・千嘉を演じた小島は、実生活では反抗期の子どもを育てている。作中に登場するお弁当の苦労話を実感たっぷりに披露しつつ、「理想の夫婦像」の話題になると「足りないところを補い合っています。主人は私の足りないところを持っているので、すごく楽。理想的ですよウチは。子どもは反抗期ですけどね」と回答。悠木と野村から「現場でも旦那さんの話がよく出てくる」「旦那さんの写真見せてもらった」「待ち受けが旦那さんの写真」と次々に暴露され、その度に「やめて~」と悲鳴を上げていた。

 蓮司役の岩中は、舞台挨拶後に先行上映される第1、2話の見どころを司会から振られ「最初に謝っておきますけど、僕は1、2話には出ていません」と答えると、他から「なんでいるの?」とツッコまれるなど、この日はボケ役に徹し、イベントを盛り上げた。移住先のドイツからは原作者の漫画家・村田揶揄氏が駆けつけ、客席からファンと登壇者に感謝の意を示した。

 最後に悠木が「我々がワイワイと仲良く、楽しくこの作品をつくったと伝わっているんじゃないかな。愛情を描いた作品なので皆と一緒に愛情を込めて、絆を大切にしました」と挨拶。続けて平川が「どのキャラクターもバックボーンを想像したくなる、すごく厚みのある作品。僕らも丁寧に丁寧に作らせていただいたつもりです。見終わった後に感じることを反すうしていただいて、楽しんでほしい」と呼びかけ、イベントを締めくくった。

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