「マーリンズ―ドジャース」(19日、マイアミ)
ドジャースの大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場し、7点リードの七回に50号2ランを放ち、51盗塁と合わせ、史上初の「50―50」を達成した。球団最多記録を更新。自己最多の1試合5安打で7打点をマークし、シーズン117打点で松井秀喜の持つ日本選手記録を更新した。
勝てば自身7年目で初めてプレーオフ進出が決まる一戦で大谷が爆発した。初回の打席では右中間二塁打から50盗塁目となる三盗成功、二回には右前適時打の後に二盗成功。三回には左中間へ2点適時打。六回に49号2ランを右翼席2階にたたき込むと、極めつけは七回に逆方向の左中間へ50号2ラン。ベンチに戻ると敵地スタンドのカーテンコールに手を挙げてこたえた。
個人タイトルはナ・リーグ本塁打部門で2位オズナ(ブレーブス)に12差、打点部門では117打点で2位アダメス(ブルワーズ)に8差をつけて2冠を維持。日本選手記録では01年にイチローがマークした56盗塁にあと5に迫った。