楽天の代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏が17日、自身のX（旧ツイッター）を更新し、自民党総裁選（27日投開票）で、小泉進次郎元環境相を支持すると明かした。
三木谷氏は3日の投稿で総裁選に言及。日本の経済的な競争力が低下しているとし「経済を再加速させることが最重要課題の一つ」と指摘した。「経済人としては経済をしっかりと成長に再び乗せれる実行力のある方、大きな改革を断行できる実務力のあるリーダーになって頂きたいと思う。」とした。
候補者の一人・石破茂元幹事長が金融所得課税の強化に意欲を示したことが話題となったが、三木谷氏は9日に「今更、金融増税を掲げている候補がいると聞いて驚愕している。」と拒絶感を示した。「取れるところからぶんどるアホみたいな政策ではなく、経済成長をダイナミックに促進するリーダーにトップになってほしい。」と反論した。
同日には「小泉進次郎さん、斎藤健さん、河野太郎さんなど、一元的な残業規制の見直しを政策案に入れてくれているのは心強いですね。」と具体名も挙げた。
16日には小泉氏が提示した解雇規制緩和についても言及した。「硬直化した大企業から成長分野にリソースをシフトしないと日本経済は発展せず、貧しい国になっていくだろう。」と状況分析。「必ずしも全て賛成する訳では無いし、修正も必要」とした上で「小泉候補の明確な政策方針を打ち出した勇気には拍手を送りたい。」と“一本化”した。
17日には「小泉候補に期待、一番は『日本の封建的な仕組みをぶっ潰す若き挑戦』を応援したいから。若い力に賭けるべきだ！」「他の候補の方々もとても優秀だと思いますが、既得権益、既存の仕組みに挑む勇気が一番あるのが小泉候補と感じて応援することにしました。」と「挑戦」や「勇気」を理由に小泉氏を支持することを明言。「変革、進化、繁栄を日本に！自民党議員、党員の方々の未来志向に期待したい。」と呼びかけた。
ネットからは「会社持ってると解雇しやすくなる方がいい。ましてや大企業であれば尚更。」「小泉氏は既得権益が服を着て歩いている方に見えますが。」という手厳しいコメントも寄せられていた。
