元衆院議員の田中真紀子さん(80)が9日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」に生出演した。
2001年自民党総裁選で小泉純一郎氏を支援し、小泉内閣誕生の立役者に。外相に就任したが、02年に国会運営の混乱回避を理由に更迭された。番組では、真紀子氏が涙を流して悔しさをあらわにし、小泉首相がにやりと「涙は女性の最大の武器だっていうからね、泣かれると男は太刀打ちできないでしょ」と発言した遺恨も紹介された。
自民党総裁選の候補乱立について「ヘナチョコばっかり」「この際、出とかなきゃと売名」とバッサリ。宮根誠司が小泉元総理との遺恨を「ドリームチームが綺麗に別れられましたね」と突っ込むと、真紀子氏は手を叩いて笑い「(01年総裁選は)他は亀井静香、静かじゃない亀ちゃんと、橋本龍ちゃんと、この3人。勝たす気なかったけど、小泉さんがお願いしますって言うから。僕は2回落っこちてる、3回落っこったら政治生命なくなるって言うから。弾みですから」と応援した経緯を説明した。
まだ仲良しだった当時2人で行った演説映像を見ながら「お調子者でね、この総理。本当に調子乗っちゃって、自民党ぶっ壊す!なんて言わなくていいこと言ってね、壊してないじゃないですか。また息子が似たようなの出てきたでしょ。怪しいね~これも」と笑わせた。
その小泉進次郎氏が、選択的夫婦別姓、年収の壁撤廃、解雇規制の見直し、ライドシェアの全面解禁などの政策を1年で改革すると掲げていると聞かれると「この方が(首相に)なってもらっちゃ困りますけど、個人的に」とぶっ放し、「できるわけないじゃないですか。その辺が分かってない、現実が分かってない。ライドシェアくらいはできるかもしれないけど、皆さんの声を聞いて勉強しておられない」と指摘した。