実業家の前澤友作氏が14日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、人気ドラマの原作となった「スクール・ウォーズ~落ちこぼれ軍団の奇跡~」の作者・馬場信浩氏の反応に感謝した。
前澤氏は8月末に、ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長のインタビュー内容に反論していた。柳井氏が「知的労働者をもっと入れて、知的労働の生産性を上げるための勉強を日本でも海外でも一緒にやらないと」「少数精鋭で仕事するということを覚えないと日本人は滅びるんじゃないですか」などと語ったことに対して、同月27日のXで「滅びるわけないだろって」などとコメントしていた。ネスレ日本の元代表取締役社長兼CEOである高岡浩三氏が柳井氏に賛同する立場を示したことについても、9月6日にやはりXで反論していた。
9月13日にはあらためて長文の投稿で自身の考え方を説明した。「ユニクロの柳井さんやネスレの高岡さんがおっしゃっているのは、外国人でもいいから優秀な知的労働者を日本に誘致してグローバル経営させてトップダウンで改革して生産性向上させましょう、というざっくり意見に聞こえるのですが、僕はそれじゃ本当の意味で日本は変われないと思っています。」と主張した。
さらに「日本人が好きなのは、スクールウォーズとか下町ロケットとか、働く人や頑張る人に勇気や希望を与え、チームで困難を乗り越えていくストーリーです。勝ち組負け組とか完全能力主義とか弱肉強食とかそういうのではない、みんなでやるぞー、One for All,All for One Oneの精神が日本人の根幹にある国民性ではないでしょうか。」と作品名を挙げながら、単純な欧米化は日本に馴染まないという考えを示した。最後に「(スクールウォーズの例えはさすがに古かった?)」と自虐気味に付け加えた。
この投稿に馬場氏が反応。「いいえ、決して古くはありません。国民性、よくぞ言ってくれました。『スクール☆ウオーズ』は永遠です。」とコメントした。“ご本人登場”に前澤氏も「なんと!」と感激。「原作者の馬場先生!!スクールウォーズは永遠です!!」と喜んでいた。