韓国放送局MBCのお天気キャスターであるオ・ヨアンナさんが、9月に亡くなっていたことが10日、韓国メディアで報じられた。28歳という若さだった。同局関係者がこの日「お天気キャスターの故オ・ヨアンナさんが、9月15日にこの世を去った」と明かしたという。また遺族の意向により、死因は公表しないと伝えた。
オ・ヨアンナさんは2017年、JYPエンターテインメントの13期公開採用オーディションに参加、「エルモス・ビューティー賞」を受賞した。またこのオーディションには、Stray Kidsのスンミン、NiziUのマコも参加しており、スンミンは2位、マコは3位入賞を果たしている。
ヨアンナさんはその後、2019年5月に韓国の伝統美人を選ぶ「春香（チュンヒャン）選抜大会」に出場し、「スク」に選ばれたほか、同年11月には「SBSスーパーモデル選抜大会」にエントリー、本選に進出した。そして2021年5月、MBCお天気キャスターの公開採用に合格し、入社に至った。
そんなヨアンナさんは2023年11月に、韓国の人気トーク番組「ユ・クイズ ON THE BLOCK」に、他局のお天気キャスターとともにゲスト出演。過去に、アイドル候補生だったことを告白し、注目を集めた。ヨアンナさんは「すごくつらくて、そこまでしなければならないのかと思いながら、毎日泣いていた」と当時を振り返った。そして、過度な食事管理などで、アイドルになることをあきらめた理由を説明した。
同番組出演後、オ・ヨアンナさんは個人SNSを通して「お天気キャスターという職業を、直接紹介することができて、とてもとても光栄だった瞬間の記録。未熟な私だからこそ、より大切な思い出です」「制作スタッフの皆さん、先輩方、本当にありがとうございました！ もっと謙虚に一生懸命学び、最善を尽くして仕事に取り組みます！ 来年もどうぞよろしくお願いします」と喜びの声とともに、2024年の飛躍を誓っていた。
そんなアカウントも、9月以降は更新されていなかったため、ファンからは「会いたいです」「元気に過ごしてますよね」などと心配の声を寄せられていた。そして、遅れて訃報が伝えられ、現在は「信じられない」「天国で、やりたいことができますように」「故人のご冥福をお祈りします」など、哀悼の言葉が相次いで書き込まれている。
