ヘンリー王子が、40歳になった時に曾祖母である亡きクイーンマザー(エリザベス皇太后)から800万ポンド(約15億円)を相続すると言われている。15日に40歳の誕生日を迎えるヘンリー王子だが、タイムズ紙によると、10歳の時に当時94歳だったクイーンマザーが曾孫たちのために開設した非課税で1900万ポンド(約36億円)の信託基金があるという。
遺産は、ウィリアム皇太子(42)とヘンリー王子が21歳と40歳の2度にわたって相続するようになっているそうで、元王室補佐官は同紙に語った。「当時、信託基金が設立されました。曾孫たちが大きくなったときのために、クイーンマザーが資金を準備しておくことができる方法であり、節税効果の高い方法で遺産の一部を受け継ぐ方法でした」
関係者によれば、ヘンリー王子には兄ウィリアム皇太子よりも多くの遺産が遺された可能性があり、それはクイーンマザーが、ウィリアム皇太子が将来王となることから、より多くの財産を得るだろうと考えていたためだという。
父チャールズ国王の戴冠式後にプリンス・オブ・ウェールズとなったウィリアム皇太子は、同時にコーンウォール公爵となったことで2360万ポンド(約44億円)の財産を相続したと推定されている。
クイーンマザーが2002年に101歳で亡くなった際、王室は全財産が娘のエリザベス女王に遺贈されたことを声明を通して明らかにしていた。