大画面テレビ使うとパソコン作業が楽々に!仕事効率の向上&目の疲れ軽減 有線・無線で接続する方法

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ノートパソコンのメリットのひとつに、軽量で持ち運びができるところと答える人はいるだろう。しかし画面サイズが小さく作業効率が下がってしまうことから、自宅のテレビにパソコンの画面を映し出したいと考えたことはないだろうか。

現代のテレビのサイズは大きくなっており、40インチ以上のサイズを所持している人も少なくない。大画面のテレビで、資料作成やデータ分析、Web会議など、複数のウィンドウを一気に表示できれば効率アップにつながるだろう。そこでパソコンの画面をテレビに映す方法について、どのような方法があるのか見ていこう。

パソコンとテレビをつなぐ方法として、まず思いつくのがHDMIケーブルを使った有線接続だ。HDMIとはHigh-Definition Multimedia Interfaceの略で、映像・音声をデジタル信号のまま転送できる規格である。すでにテレビとゲーム機やHDDレコーダーなどを接続していれば、HDMIケーブルを所有しているはずだ。

このHDMIケーブルをテレビとパソコンの双方に挿し、テレビ側の入力設定を変更すればパソコンの画面が表示される。HDMIケーブルを新たに購入したとしても、数百円で手に入るため低コストで映し出すことができる。ただせっかく持ち運びできるノートパソコンが有線接続により、動かしにくくなるのが難点だ。

もしテレビが「Wi-Fi Direct」や「Miracast」に対応していれば、有線接続することなくパソコンの画面をテレビに映し出すことができる。「Wi-Fi Direct」は、無線LANルーターを使わずにデバイス同士を直接接続するための通信機能だ。「Miracast」はWi-Fiの業界団体であるWi-Fi Allianceが策定した規格で、「Wi-Fi Direct」の技術を使って映像や音声を最大4K Ultra HD(解像度3840×2160ドット、60フレーム)で伝送できる。

やり方は簡単。Windows11がインストールされているパソコンのアクションセンターからキャストを選ぶことで、周辺にある対応しているデバイスが表示される。そこでテレビを選択すれば、パソコンの画面がテレビに表示されるのだ。有線接続に比べると動かしにくさはないが、無線接続ならではの遅延が発生してしまうのがデメリットだ。

テレビが「Wi-Fi Direct」や「Miracast」に対応していなくても、「Chromecast」や「Fire TV Stick」などのストリーミングデバイスを使えば無線接続が可能である。「Fire TV Stick」は「Miracast」に対応しているため、同じLANのWi-Fiに接続していれば簡単に接続できる。

「Chromecast」を使用する場合には、ブラウザの「Google Chrome」を使用する。ブラウザの右上にあるメニューから、「キャスト、保存、共有」→「キャスト」と選べばよい。画面を転送したいデバイスが表示されるので、それを選べばパソコンの画面がテレビに映し出される。

このようにパソコンの画面をテレビに写して大画面で使用するには、いくつかの方法がある。遅延を避けたいから有線で接続するのか、既にあるテレビの機能を使って無線で接続するのか、自身の用途に合わせて選ぶといいだろう。大画面での作業は、仕事効率の向上や目の疲れ軽減などのメリットが期待できるため、一度試してみてはどうだろうか。

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