グラビアアイドルの伊織いお(26)がこのほど、都内で初写真集「ほどける」(双葉社)の発売記念イベントを行った。
グリーンを基調にした花柄が華やかなビキニ姿で登場した伊織。写真集では未収録に終わった衣装で、ファンのために着用したという。デビュー年に「グラビア・オブ・ザ・イヤー2019」で優秀賞に輝き、コスプレイヤー、インフルエンサーとしても活躍を続けてきただけに、今回が初写真集という点は意外にも思われる。「打ち合わせや衣装合わせを重ねるごとに、集大成を見せられるという実感が湧き、うれしさが高まっていきました」。撮影は7月に沖縄で実施。この日は幾度も「集大成」という言葉を使い、思い入れの強さを感じさせた。
タイトル「ほどける」を「私の名前にある『織』という言葉は、糸をおり重ねるところが由来といいます。私も活動をおり重ねて今があるので、ファースト写真集は今までおり重ねたものをファンの方にほどいて欲しかった。初心に返るという思いもあります」と説明。「ファンの方は普通におめでとうと言ってくれました。写真集まで長くかかったのは事実で、グラビアアイドルにとって写真集は大きな目標ですが、純粋に仕事の一つとして、特別視しない感じでお祝いしてくれたのは、とても嬉しかった」と続けた。
筋トレ、ピラティスの回数を増やしたが、普段から体型維持に気をつけているため、特に準備が大変だとは感じなかったという。お気に入りカットは浴場で四つん這いになり、胸の形が大きく変わっているもの。「偶然に腕で隠れて、胸がキレイな形になっていたので驚きました。シャワーのお湯が温かくて、最後の撮影だったので気持ちも和らいでいるときに撮れたので気に入りました」と明かした。
今回の写真集では「手ブラ」「髪ブラ」に初挑戦。「これまでたくさんの作品がありますが、ファースト写真集まで取っておいたチャレンジです。温存していました」と封印を解いた。「いざやってみると難しかった。手ブラでは構図が制限される部分があるので、くびれを見せたいけどやりすぎると大事なところが見えてしまう。考えながら動かないといけないので、今までの撮影で一番頭を使いましたね」と振り返った。
集大成という言葉を使ったのは、コロナ禍での苦しい思い出があるからだ。「激動でした。お客様がいてこその仕事なので、その時期は正直ツラかったです。仕方がないけれど焦りますよね。今やりたいことがあるのに、自分の力ではどうしようもない。コロナが収束しても続けられるのか、と焦りました。1年前くらいから制限なく活動できるようになった時、ファンが残ってくれていた。本当にありがたくて、応援してくれた人に恩返しがしたくて『集大成』という言葉を何度も使っています」と吐露した。
今後については「小さな目標かもしれませんが、海外ロケに行きたいですね。これだけ長くグラビアをやってきて、一度もないのは珍しくないですか?写真がキレイに撮れているので、今はタイに行きたいですね」とほほ笑んだ。「今回の写真集は奇抜ではない、純真で真っすぐなグラビア。分かりやすくてキレイ、しっとりとした〝純グラビア〟ができたと思います。点数?1億2000万点です」。日本全国へ〝純グラビア〟を届ける。