ザ・ローリング・ストーンズでのギタリスト、ロン・ウッドがクイーンの故フレディ・マーキュリーの肖像画の特別版画を販売している。フレディの名前で設立された基金の資金集めの一環で価格799ポンド(約15万円)となっている。
音楽活動のみならず、画家としても長年活躍しているロンは、1991年にエイズの合併症により45歳で亡くなった、フレディを描いた額装された版画の写真をインスタグラムに投稿しこう綴っている。「新しいアートのリリース!ロニーによるフレディ・マーキュリーの観察は、ロックンロール史上最も偉大なシンガーの一人へのトリビュートだ」「『ザ・マーキュリー』はクイーンの伝説的なライブ・エイドでのパフォーマンスで黄色のジャケットを着用し象徴的なポーズを決めるフレディを描いている」「売り上げからの利益はマーキュリー・フェニックス・トラストに寄付される」
ちなみにデジタルプリントの同作品はロンの直筆サイン入り、シリアルナンバー入りの限定250枚となっている。
マーキュリー・フェニックス・トラスト(MPT)はクイーンのブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、そして同バンドのマネージャーだったジム・ビーチによってフレディの死後に設立、同団体の公式サイトにはこう記載されている。
「コロナによるパンデミックの恐ろしい犠牲が徐々に明らかになっています。特に10代の妊娠、女性への暴力、家庭内虐待に関する影響、そしてもちろんエイズの激増です」「慈善団体は過去20年の活動や成果が水の泡になったと見積もっていますが、再出発し失ったものを取り戻したいと強く望んでいます」「MPTは長年に渡り、発展途上国における教育、啓発のプロジェクトに重点を置き資金援助を行ってきました」「大規模なNGOや有名なチャリティ団体にも寄付を行っていますが、資金提供の大部分は大きなチャリティ団体が見過ごしがちな草の根の小規模団体に直接言っています」「そうすることでMPTは真の違いを生み出しています。MPTは世界57か国で1500を超えるプロジェクトに資金提供しエイズとの闘いに1700万ポンド(約32.5億円)以上を寄付してきました」