製造が終了した人気キャンディー「チェルシー」コスプレ コミケでの意外な反応とは

山本 鋼平 山本 鋼平
製造終了したキャンディー「チェルシー」=明治公式サイトより
製造終了したキャンディー「チェルシー」=明治公式サイトより

 世界一の同人誌即売会コミックマーケット104が12日まで東京ビッグサイトで開催され、多くのコスプレイヤーも参加し、イベントを盛り上げた。時事ネタを得意とするcarbon@さんは、今年3月に製造を終了した、53年の歴史を持つキャンディー「チェルシー」(明治)のコスプレを披露。想定外の反応が印象に残ったという。

 チェルシーのスカッチアソートの巨大袋を自作し、すっぽりと頭部にかぶったcarbon@さん。「時事ネタを探していて、思いつきました。僕はヨーグルト味が一番好きで、なじみ深かったお菓子なので」と語った。販売不振により、明治が製造中止を決めた「チェルシー」だが、周囲の感想に少し困惑したという。

 「30代、40代以上の方には『懐かしい~』と言ってもらえるのですが、20代より下の若い方には『これなんですか』『チェルシーのことを知りません』と言われて、すごく意外に思いました」

 7月下旬に明治のグループ会社である道南食品(北海道函館市)が、ソフトキャンディーに衣替えした「チェルシー」を北海道限定で販売すると発表。その点でもタイムリーなネタだったが、本家の製造終了の要因となった“若者のアメ離れ”という現実を実感するコスプレになったようだ。

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