歌手セリーヌ・ディオン(56)が、『タイタニック』のテーマ曲『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』を米モンタナ州の選挙集会で無断使用したドナルド・トランプ前大統領を非難した。
再選をかけて民主党のカマラ・ハリス氏と争うトランプ氏は9日、セリーヌのビデオ、音楽パフォーマンス、肖像を無許可で使用した。すぐさまセリーヌのSNSには声明が発表された。
「本日、セリーヌ・ディオンのマネージメントチームとレコードレーベルのソニー・ミュージック・エンターテインメント・カナダは、モンタナ州で開催されたドナルド・トランプ/J.D.ヴァンスの選挙集会においてセリーヌ・ディオンが『マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン』を歌う映像、録音、パフォーマンス、肖像が無断使用されていることに気づきました」
「この使用は許可されたものではなく、セリーヌ・ディオンも今回の使用、及び類似の使用に関して支持をしておりません。そしてまさかあの曲ですか?」
政治的利用をされたセリーヌだが、先日はパリ五輪の開会式でライブを披露。エディット・ピアフの『愛の賛歌』を熱唱した。筋肉に影響を及ぼす進行性の神経疾患であるスティッフ・パーソン症候群の診断後初のパフォーマンス復帰の喜びをXに綴っていた。「最高の夜だった。パリ2024、オリンピック、ディオールの皆、この夢を叶えてくれてありがとう。もう行く時間!パリが恋しくなるわ!」