Netflixのドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で知られる女優のセイディー・シンク(22)が、ブロードウェイミュージカル「アニー」の舞台後、歌う恐怖を克服し映画「オデッサ」出演にこぎ着けたという。セイディーは11歳の時に「アニー」の主人公としてデビューし観客を魅了したものの、パニック発作を起こすようになり、同作終了後には2度と歌わないことを誓ったという。
「歌うことが一番嫌なことになった。怖すぎて。もう絶対したくないってなった」と「バラエティ」誌に明かしたセイディー。しかしミュージカル映画「オデッサ」にキャスティングされてしまった。「『ちょっと、何で自分はイエスと言ったのか信じられない。一体何をやっているの』って」と後悔したという。「歌を歌ってて、自分が内心ビクビクしているなんて誰も気づかないんだけど、私の頭の中では、『ああ、これは自分の声じゃない。こんな風に歌うものじゃない』って」と苦悩。それでも「もっと大変な日もあったけど、時々『今は完全に恐怖がない。大勢の前で歌っている』って思える時があった!」と恐怖を乗り越える過程について振り返った。
セイディー自身は、恐怖心を抑えるコツが演技にあったと分析している。「彼女(自分が演じるキャラクター)が歌っている。それは私じゃない。これで気分が良くなった」と解説。ただ「セイディーはまだすぐには歌わないと思う」と演技以外での歌唱には否定的だった。