ドラマ「ヴィンチェンツォ」「涙の女王」で、名バイプレーヤーぶりを発揮し、これまで以上にワールドワイドな人気を集めている俳優のクァク・ドンヨンが7月28日、日本で6年ぶりとなるファンミーティング「HEARTS」を開催した。
場内が暗転し、オープニング映像が映し出された後、クァク・ドンヨンが手を振りながらステージに登場。ジョン・パクの「Thought Of You」の歌唱から、イベントはスタートした。歌い終えると、開口一番「皆さんはじめまして、クァク・ドンヨンです!」と日本語であいさつし、ファンを喜ばせた。そして「会場を埋め尽くしてくださり、迎えてくださりありがとうございます。良い時間が過ごせるよう頑張りますので、皆さんも楽しんでください」と笑顔を見せた。
MCのYumi氏とのトークタイムでは、日本に到着してから食べたものやイベント名の由来、これまでのフィルモグラフィーについて、韓国語と日本語を交えながら会話を展開。Yumi氏から日本語が上手だと言われると「いいえ」「上手じゃない」「少し少し」と、ここでも日本語で謙遜した。
その後、ドラマ「ヴィンチェンツォ」の拳銃発砲のシーンの話になると「発砲のチャンスは、一度しかなかった」ことを明かし「時間もあまりなかったのですが、きちんとワンテイクで死ねました」と笑わせた。また最近、大きな反響を得たドラマ「涙の女王」では、自転車をこぐシーンを撮るために「家の中、駐車場、道路と3カ所で撮影したのですが、日程も監督も全て違ったんです。なので感情を維持するのが、とても大変でした」と裏話を明かし、会場には驚きの声が響いた。
ファンからの質問コーナーでは「日本の夏はいかがですか?」「ドンヨンさんは、どんな子どもでしたか?」などに加え、「涙の女王」の劇中で披露した「『サメの家族』を歌ってほしい」というリクエストに応えるなど、和やかムード。その後「涙の女王」のOST(オリジナル・サウンドトラック)である「Fallin'」(ホン・イサク)を歌い、第1部が終了した。
第2部でクァク・ドンヨンは、ギターを手に赤い革ジャンデニム姿というロックな姿で登場、福山雅治の「Hello」で幕を開けた。この時、ファンがサプライズでハートの風船を持って声援を送っていたのだが、クァク・ドンヨンは緊張のあまり、Yumi氏に言われるまで気がつかないという天然ぶりを発揮。
ゲームチャレンジコーナーでは、ランダムに選ばれた幸運なファンがステージへ。クァク・ドンヨンと協力しながらミッションに挑戦し、見事全てのミッションをクリアする。その特典として、ファンにフォトタイムがプレゼントされ、あちらこちらでシャッターの連写音が聞こえてくるのだった。
Yumi氏のカウントダウンで撮影タイムが終わると、会場は突然暗転、クァク・ドンヨンの背後に設置されたスクリーンからは、ファンメッセージがサプライズで流された。そして全てのVTRが終わると、ファンが一斉に「ドンヨン、サランヘ(愛してる)!」と言いながらカードを掲げる。そこには、クァク・ドンヨンの写真と「クァク・ドンヨン(ハートマーク)심장곽동(シムジャンクァクドン/心臓ドンドン※韓国公式ファンクラブ名)これからもともに」というメッセージが刻まれていた。
この光景を目にしたクァク・ドンヨンは、感動のあまり大粒の涙を流して号泣。お礼を伝えようとするが、何度も言葉に詰まってしまい「5秒待ってください」と後ろを向き、気を取り直して日本語で「ありがとうございます!」と泣き笑った。そして「僕は好きなこと(俳優)をしているだけなのに、気遣ってくれてありがとうございます。これからも頑張ります!」と日本のファンへ新たな決意を表明した。
こうして、楽しい時間があっという間に過ぎ去り、クァク・ドンヨンは全方向に深いお辞儀をして、大きなハートポーズしながら名残惜しそうにステージを後にした。
しかし、これだけではイベントは終わらなかった。映像にはクァク・ドンヨンの直筆の手紙が映し出され、自ら日本語で読み上げる。最後に「とても良い歌を見つけました」と言い、再びギターを持ったクァク・ドンヨンがステージに登場、ファンへback numberの「水平線」をプレゼント、大盛況で幕を下ろした。
「Kwak Dong Yeon Japan Fanmeeting 2024 <HEARTS>」
2024年7月28日(日)かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール
主催・企画:BLITZWAY STUDIOS / KADOKAWA Kプラス
協力:クァク・ドンヨン ジャパンオフィシャルファンクラブ
運営:インターグルーヴプロダクションズ
制作:HPS