韓国映画「ボストン1947」特別試写会でカン・ジェギュ監督と主人公ソン・ギジョンさんの孫が来日!

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント「ボストン1947」が今夏日本上陸!(© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CONTENT ZIO Inc. & B.A. ENTERTAINMENT & BIG PICTURE All Rights Reserved)
真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント「ボストン1947」が今夏日本上陸!(© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CONTENT ZIO Inc. & B.A. ENTERTAINMENT & BIG PICTURE All Rights Reserved)

 ベルリンで止まった時間を動かすために、祖国への想いを胸に命がけのレースに挑む真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント「ボストン1947」が8月30日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国公開される。

 監督は、全世界で熱狂を巻き起こした「シュリ」「ブラザーフッド」を手がけた大ヒットメーカーカン・ジェギュ。壮大なスケールで、重厚なヒューマンドラマを描いてきた名匠が、スポットの当たることが少なかった祖国解放から朝鮮戦争の間の時代の真実に迫る。そして韓国で伝説の人となった金メダル選手ソン・ギジョンを演じるのは、「チェイサー」「1987、ある闘いの真実」などに出演する、韓国のトップ俳優ハ・ジョンウ。ボストンで走る若手選手ソ・ユンボクには、最旬俳優として注目され「イカゲーム2」への出演も決まったイム・シワンが扮している。

 同作の日本公開を記念して8月1日、国立オリンピック記念青少年総合センターで舞台あいさつ付き特別試写会が開催され、カン・ジェギュ監督と主人公ソン・ギジョンさんのご令孫である孫銀卿(そん・うんきょん)さんが登壇し、映画や主人公ソン・ギジョンについて語り合った。

 映画上映後、ステージに登壇したカン監督は「この映画は去年、韓国で公開されましたが、日本で公開できるだろうかと心配していました。ですから今日、観客の皆さまとお会いできたことをうれしく思いますし、ありがたいなと思います」と感慨深い様子であいさつ。1947年という時代の映画をつくろうと思った理由について、「私は以前から、マラソン映画をつくりたいとずっと思っていました。それで4年ほど前に、愛すべき後輩がまるで贈り物ともいうべき、このシナリオを持ってきてくれました。実は読むまで、この奇跡のようなサクセスストーリーを知らなかったんです。韓国では第二次世界大戦が終わり、国が解放されたあとに朝鮮戦争が勃発してしまうわけですが、その前の時期に起きた奇跡のようなストーリーを、ぜひとも映画化したいと思いました」と明かした。

 一方、本作で描かれたソン・ギジョンさんのご令孫である銀卿さんは「おじいちゃんが亡くなったのが2002年。そのころ、私は20代でした。私にとってのソン・ギジョンの記憶は、どこまでもおじいちゃんでしたが、亡くなった後は歴史上の人物となりました。そのため、本を読んだり学んだりもしましたが、今回改めて映画という形で、ソン・ギジョンを客観的に見る機会となりました」としみじみ語った。

 最後に映画を鑑賞した観客、そしてこれから映画を鑑賞する人に向けて銀卿さんが「私は映画を観て、いくつかのシーンで泣きました。私の友人が『涙は心の汗だ』と言ってくれたことがあって。映画を観て疲れたというか、いい汗をかいたという感じになりました。ぜひまた、1回でも2回でも観ていただいて、運動した気分になってくれたらいいなと思っています。祖父が亡くなったのは2002年ですが、おじいちゃんの気持ちを感じたくて、2001年から自分でもマラソンを始めたんです。もちろん、おじいちゃんと同じ経験はできないんですが〝走る〟という経験はできるなと思ったんです」とメッセージ。

 カン監督も「現代を生きる若者たちは、生きることに大変さを感じていたり、悩みを抱えていたりしていると思います。それは日本のみならず、韓国の若者も同様です。ただ、今の若者たちも大変だと思いますが、本作で描かれる時代を生きた若者たちの姿をぜひ見てほしいなと思っています。1947年という時代は、本当に厳しい世の中でした。その中でも若者たちは、夢や希望や勇気を失うことなく、自分の夢を追いかけて、お互いを激励し、お互いを犠牲にし、挑戦を続けていました。その姿を、ぜひ今の若者たちにも見ていただきたいなと思います。そこから、何かしら得るものがあるんじゃないかなと思うんです。だから今日足を運んだ方にも、若い人にも見てもらえるよう薦めていただけたら」と語り、加えて「皆さんは日々、ものすごく一生懸命にお仕事をしていらっしゃるかと思います。それは親世代もそうだったと思います。一生懸命働いて、お金を使うためには健康でないといけません。健康のために、ぜひともマラソンをしてください」とメッセージを送った。

「ボストン1947」
8月30日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

監督・脚本:カン・ジェギュ
共同脚本:イ・ジョンファ
出演:ハ・ジョンウ、イム・シワン、ペ・ソンウ、キム・サンホ、パク・ウンビン
2023年/韓国/108分/スコープ/5.1ch/日本語字幕:根本理恵/G/原題:1947 보스톤/配給:ショウゲート
© 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CONTENT ZIO Inc. & B.A. ENTERTAINMENT & BIG PICTURE All Rights Reserved
1947boston.jp/

よろず〜の求人情報

求人情報一覧へ

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース