女優のハル・ベリーが、共同子育てのためのセラピーを元夫が拒否していると非難している。2年間の結婚生活を経て2015年に破局したオリヴィエ・マルティネスが、9歳の息子の「共同養育を成功させるために2人の間の紛争や対立の解決を目指す」セラピーに出席しなかったとして、ハルは裁判所の介入を求めたが、認められなかったという。
ピープル誌によれば、カリフォルニア州ロサンゼルス郡上級裁判所に提出された書類の中で、ハルはオリヴィエが自身にもコーチにも告げずにミーティングを打ち切ったとしており、「合意や裁判所の命令を軽率に繰り返し破ることを選んだ」オリヴィエの態度は、息子にとっても、「すでにぎくしゃくしている」父子の関係にとっても「有害」でしかないと書かれているという。
ハルは裁判所に対し、7月29日までにオリヴィエが契約を順守することを「強制する」よう求めていたほか、先月末までに少なくとももう1回はミーティングに出席、そして、8月も以前合意していたスケジュールを継続する命令を求めていた。
しかし、シェリー・カウフマン裁判官は1日、「緊急事態の欠如」を理由にその訴えを棄却した。
ハルとオリヴィエの離婚は昨年8月に成立。息子の共同親権を共有することで合意に至っていた。また、ハルが養育費として月8000ドル(約120万円)を支払うほか、200万ドル(約3億円)を超えるハルのいかなる収入においても追加維持費としてその4.3%を支払うことになっている。