今や多くの人がメールや通話などで活用しているLINEは、2024年3月時点で9700万人に利用されている。個人での利用だけでなくビジネスでも活用される機会が増えていることが、利用者数増加の理由のひとつだ。
そんなLINEには、意外と知る人が少ない便利技が多く存在している。なかでも特に便利な技を5つ見てみよう。
1つめの便利技はQRコードリーダーの呼び出しだ。LINEの連絡先を交換する際に、QRコードを呼び出してカメラで読み取ることができる。しかしいざ使おうとすると、どこをタップしたらQRコードを呼び出せるのか忘れてしまうことがあるだろう。
もし自分がこのような場面に出くわしたら、「スマホのホーム画面でLINEアイコンを長押し」することで、QRコードリーダーを立ち上げられることを伝えてみてほしい。きっとスムーズに連絡先交換ができて喜ばれるはずだ。
また、LINEのメッセージに既読マークを付けないで内容だけ確認する技もある。送ったメッセージに既読マークが付いてしまうと、メッセージを送った人は返事がすぐ来ると思ってしまうかもしれないが、この技を使うことで、メッセージ内容をひとまず確認だけすることが可能だ。
この技のやり方は、トーク一覧画面(メール送信先が一覧になっているトークのトップ画面)にて、「見たいトークの長押し」するだけ。長押しをするとトーク内容を一画面分ほど確認できるため、例えばすぐに返事できないけれど、メッセージの確認だけしたいときには便利な機能といえる。
3つめの便利機能は「トーク内容をまとめて既読」させる方法だ。長くLINEを利用していると、トーク相手やLINE公式アカウントの登録が増えて、気が付くと未読が多く溜まってしまうことがある。これらをひとつずつ既読にしていく際に活用できるだろう。
やり方はトーク一覧の画面を開き、画面上部の三本線をタップすると「トークリストの編集」画面が表示させ、右上にある「すべて既読」をタップするだけ。この操作をすればトーク内容をすべて既読にできる。
また「位置情報を送る」機能も、人に教えると喜ばれる便利技のひとつだ。この機能を使えば、待ち合わせで道に迷ってしまった場合でも、相手に現在地を送ることができる。
この技もやり方は簡単だ。トーク画面から左下の「+」をタップし、GPSの設定をONにしている状態で「位置情報」を選べば、現在地を示す地図情報が起動する。その画面で右上の送信ボタンをタップすれば、相手に位置情報をシェアできてしまうのだ。
最後は「写真からテキストを読み取る」機能だ。トーク画面から左下の写真マークをタップし、読み取りたいテキストがある写真を選択する。すると画面右側にメニューが並び、そのなかに「文字認識」がある。
これをタップすると、写真のなかにある文字を読み取って、テキストデータにしてくれる。レシートや伝票などをテキストデータにして送信したり、検索に利用したりできるので、いちいち自分で打ち直す手間が省けてとても便利だ。
このように便利な機能を多く備えているLINE。使用機会の多いアプリだからこそ、その機能を最大限に活用したいものだ。