アイルランド出身のバンド、ザ・スクリプトのボーカル、ダニエル・オドナヒュー(43)は、メンバーのギタリストのマーク・シーハンさんの死後、酒を断ち、神を見出したという。昨年マークが短い闘病生活の末に46歳で亡くなった時、酒浸りになったが、セラピーと宗教のおかげで酒を断つことができたとダニーは告白している。
ポッドキャスト番組 『ハウ・トゥ・フェイル』でダニーは語った。「ハード・ドラッグに手を出したことはないけれど、長年にわたって少しは大麻を吸っていた。でも、アルコールとうつ病は大きな問題だった。マークが亡くなってから、僕は悟ったんだと思う。すぐにセラピストに電話したんだ」
「そして『これ以上ダブリンにいたら、自分にとって最悪だ』って言った。そして自分のスタジオがあり、ガールフレンドが住んでいるイギリスに帰った。そして『もう酒もタバコもカフェインのような刺激物も何もかもやめだ』って言ったんだ。それが12月27日だった。あの日、すべてをやめたんだ」
「10代から20代のころは、ドラッグ、ロックンロールなど」で頭が一杯だったというダニーは、「その上、思い切って教会に戻ったんだ」「僕は頭が良いから、自分が馬鹿だってことを知ってるんだ」と続けている。
ダニーは以前、マークの死後、音楽が自分を癒してくれたとヴァージン・メディア・ワンに明かしている。「ライターの壁を抱えていた。何が起こっているのかうまく表現できなかったからだ。何もかもが疑問でバンドを続けるべきかどうかだけでなく、神はいるのか?とかね」「マークについて書けたのは『空を横切る流れ星のように、一瞬で君は消えてしまった。でも、2倍明るく輝く星が、半分の時間しか燃えないのはなぜ?』だった」「そしてそこから、創造的、音楽的な水門が開いたんだ。僕にとって音楽は癒しであり、最も困難な瞬間に拠り所となる素晴らしい贈り物でもあるんだ」