友人から届いた「とんでもないお誘い」のLINE。受ける?受けない?唐突に迫られた選択が「ドラマ始まる」「カッケェ誘い方」「面白そうだな。人生一回だしな」とXで話題を呼んでいる。
7月某日、大学1年生の「次期支配者中野」さん(以下、中野さん)のもとに、1件のLINEが届いた。送り主は中学からの友人で、内容はたった一言だった。
「俺とM-1出たくない?」
これまでM-1出場はもちろん、学校で漫才を披露したことも一切ないという、中野さん。あまりに唐突なオファーに頭は真っ白。自身のX(@nakano_2shihai)に「中学の時からの友達からとんでもないお誘い来て困惑 全ての思考停止」とつづった。
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ」の出場資格はプロ・アマ問わず。昨年は史上最多8540組がエントリーしたが、そのうち半分以上はアマチュアだった。その中には、お笑い好きが友人を誘って挑戦というパターンも数多くあることだろう。
M-1への出場願望を聞いたことがあったり、お笑いの話をよくする仲だったり。中野さんと友人の間にも、そのような“下地”があるのかと思いきや「そんなこと誘うような人じゃないのでびっくりって感じです」と、まさに寝耳に水。すぐに答えが出せるわけもなかった。
一方でネットは熱視線。「ドラマ始まる」「人生が動く瞬間」「カッケェ誘い方」「『出て欲しい』じゃなくて『出たくない?』なのがおもろい」「面白そうだな。人生一回だしな」「シビれる こんなの一択じゃないですか?!」など、動向に期待の声が寄せられている。
返事を保留していた中野さんは翌朝、自身のポストがバズっていることに気づき「断られへんなーってなって」と決心。友人に「バズったからやったるよ」と送り、コンビ結成とM-1挑戦を決めた。コンビ名やネタをどちらが考えるかなどは未定だという。
ちなみに、「M-1」1回戦では、予選MCが特に印象に残ったアマチュアに「ナイスアマチュア賞」(各日1組ずつ)が贈呈される。また、すべての予選を通して、最も上位に進出したアマチュアには「ベストアマチュア賞」が贈呈される。