フィットネスブランド「VALX(バルクス)」を展開する株式会社レバレッジが27日、「壁の落書き消しマッスル」と題して渋谷区と連携した清掃イベントを実施。全国から総勢27名の「マッチョ」たちが集まり、渋谷駅前や駅近くの壁の落書きを消すなどして清掃活動に励んだ。
休日で賑わう渋谷の町並みに、タンクトップで筋骨隆々の男女が掃除をする姿は異色そのもの。多くの人が掃除の様子に足を止めたり、写真や動画を撮影する姿が見られた。活動を企画したレバレッジの只石昌幸社長は「マッチョが社会貢献する姿がおもしろいじゃないですか。これをきっかけに色々な人の勉強につながれば良いなと」と話した。
活動には沖縄県から訪れた人やフィジーク種目の競技者など猛者の姿も。石垣島在住の浜川さんは「街をキレイにするのっていいなと思って、休みを取って来ました」と笑顔。8月にフィジークの大会を控える石川さんは「一番きつい時期ですが、気分転換に来ました」と話した。6月にボディコンテスト「APF」のフィジーク部門で日本一を獲得した竹下さんは「ちょっと異様ですけど、コンテスト会場ではよく見る光景」と筋肉自慢がそろった面々に目をやり、活動には「あまり経験できないことなのでやりがいはあります」と笑顔で汗を流した。
2023年4月から始まった同社の清掃運動。昨年は花見、花火大会、ハロウィーンの後と3度活動し、マッチョがゴミを拾う姿が目を引いて話題となっていた。今回は同社だけでなく、これまでの活動を評価した渋谷区も連携。渋谷区環境制作部の担当者は「元々ごみ拾いなどの活動をされていて、同じものを目指している人たち。マッチョの方々が活動していると目を引くという意味でもすごく良いパートナーです」と連携の意図を語った。