マリーゴールド初のビッグマッチ「MARIGOLD SUMMER DESTINY 2024」が13日、東京・両国国技館で行われ、青野未来が初代ユナイテッド・ナショナル王者に輝いた。MIRAIとの決勝進出マッチ、ボジラとの王座決定戦に連勝し、3058人の観客から祝福の拍手を一身に浴びた。
純白のベルトを手にした青野は感激の表情を浮かべた。マイクを手に「今日は私のプロレス人生で最高の1日です。マリーゴールドに出会えて良かった。本当にありがとうございます。たくさん対戦してきたMIRAIはいいライバル、ボジラはやっぱり最強。二人に出会えたことを感謝します」と、大事そうにベルトを抱えた。
MIRAIとは決勝進出マッチで引き分けが3試合続き、戴冠にはダブルヘッダーを余儀なくされた。それでも互いの意地がぶつかり合い、20分超えの激闘を展開。最後はスタイルズ・クラッシュからのエビ固めで24分14秒、3カウント奪った。ボジラの入場のみの休憩で、連戦に臨んだ青野。劣勢の場面が続いたが、相手の月面水爆をかわし、ローキックなどで下半身を攻めて勝機を探り、10分13秒、相手のスキを突いて回転エビ固めで3カウントを奪取した。
バックステージで青野は「自分の人生を変えたかった。応援してくれるみなに見せたかった。MIRAIのおかげで強くなれて、その思いを背負って大怪獣ボジラにも勝てました。ベルトとマリーゴールドをもっともっと盛り上げます」と誓った。
アクトレスガールズから自らの意志で移籍を果たし、さまざまな波紋にもさらされた青野。新天地で確かに自分の人生を動かしてみせた。ロッシー小川代表からは「今日で青野未来がスターになったんじゃないですか。それが大きい」とたたえられていた。