俳優ニコラス・ケイジ(60)が、引退前に気楽に見られる「ポップコーンムービー」へ出演する意向があることを明かしている。昨年12月、近い将来に業界を去る計画を「固め始めた」と発表したニコラスだが、「人々に影響を与え」、人間の経験について描かれた映画なら検討すると語った。
ザ・ニューヨーカー誌とのインタビューでニコラスはこう話す。「苦難やお祝いを経験する人々を見て、それに共感したり、自分が孤独でなくなるような何かを見つけたりしたい」「1億ドルもかけるようなSF映画には興味ないよ。SFは大好きだけど、スペクタルを求めて映画作品を選んでいるわけでもない」「だからと言って、アドベンチャー映画やポップコーンムービーをもうやらないというわけでもないよ」「今まさに検討中だ。でも、映画俳優になりたいと思うようになったのは、エリア・カザンの映画や『レイジング・ブル』とかのような、人生の問題と闘う人々を描いた映画だ」
マイカ・モンローと共演したホラー作「ロングレッグズ」の公開を控えるニコラスは、ハリウッドを去る前に「あと3、4回は主役を演じる」可能性があるとしたが、今回の新作での役どころは、どちらかといえば脇役だと説明している。