母親のスマートフォン使用が、子供の言語発達に悪影響を与えているという説が出てきた。新たな研究によって、スマホを使用中の母親は、子供たちへの話しかけが26%減少していることが判明したもの。
米テキサス大学オースティン校の研究チームは、16組の母親と乳幼児のペアに、1週間にわたり1万6000分以上のスマホ使用と音声データの同期を記録した。その結果、短時間のスマホ使用をしている時に、長時間の使用と比較すると、母親の言葉の出力は26%減少していることがわかった。
メッセージ、通話、スクロール中の影響があるとみられる。専門家のカヤ・デ・バーバロ氏は「電話使用が母親の会話に与える影響は、短時間の電話使用が最も影響が強いということです。母親が携帯電話を1分から3分使用した場合、長時間の携帯電話使用と比較し発話がより減少する」と話した。理由としては「長時間の携帯電話使用はビデオや電話のために使用している可能性が高いことが示唆されます」と述べている。