オスカー女優のハル・ベリー(57)が、仏カンヌで五輪の聖火リレーに登場した。ハルは18日にカンヌ国際映画祭の会場として知られる会議場パレ・デ・フェスティバルの階段で、映画祭でアーティスティック・ディレクターを務めるティエリー・フレモー氏と共にトーチに引火。その後、聖火を掲げ有名な海岸沿いの遊歩道クロワゼット通りを進み、五輪で金メダルを3度獲得したスノーボーダーのショーン・ホワイトに引き継いだ。
パリ五輪を前に、古代オリンピック発祥の地ギリシャのオリンピアで始まり、現在フランス全土を巡っている聖火リレーは、開催中のカンヌ・ライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルを一時休止した中で行われ、このほか、F1チャンピオンのシャルル・ルクレールやモナコ公国のアルベール2世大公とシャルレーヌ公妃も登場していた。
聖火はパリに到着後、7月26日の開会式で聖火台に灯され、閉会式まで炎は絶えることはなく保たれる。
夕暮れから4時間にわたる開会式は史上初のスタジアム外での開催となり、セーヌ川にかかる数々の橋を3000人以上のダンサーたちが埋め尽くす予定となっている。