赤べこにぜんまいやモーターを組み込んだ、メカ赤べこが人気です。
福島県会津若松地方の民芸“赤べこ”。家内安全や無病息災、疫病退散などの縁起物として今も愛される郷土玩具で、指でちょんと触るとウンウンうなづく姿は、いつまでも見ていられる可愛さがあります。糸や重りを使って独特のゆらゆら感を作り出しているそうですが、工業デザイナーやまねくんが投稿した赤べこは、なんとぜんまい式や、モーター式の自動首振り。気になるメカ赤べこについて話を聞きました。
――制作方法は?
やまねくん:外装は自宅にある3Dプリンターで作っています。ゼンマイはユニットで購入したものを一部加工してます。
――なぜ赤べこをぜんまい式に?
やまねくん:首を振る動きがかわいく、赤べこは以前から好きでした。簡単な機構で指で突いたりせずとも、動き続けていたらかわいいなと思ったのがきっかけです。ぜんまいの音も相まってかわいいおもちゃとしての魅力があるものになりました(笑)。
――こだわりのポイントは?
やまねくん:ただゼンマイ式にするだけではおもしろくないので、機械式(ゼンマイ式)との相性を考え少しメカ風のデザインにしました。目や丸の模様をネジっぽくしたり、全体的に角ばったアレンジにしました。
――シルバーの、ぜんまいより高速の方は一体…。
やまねくん:こっちはゼンマイではなくモーターで動かしています。機械式ではなく電気式ですね。背中に電池を積んでいて、ぜんまい式より更にメカメカしくしています。
参考にしたのはゾイドとメカゴジラです(笑)。11月のデザフェスで少量販売する予定です。
――野望はありますか?
やまねくん:量産できたら、赤べこの聖地である会津若松で販売したいです!
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SNSには「欲しい!」「想像以上に速い首振り」「話を聞いてないくせに分かってるフリしてる奴みたい」などの反響が寄せられました。メカ赤べこは、本場である会津若松市への進出なるか。今後の展開に期待です。
やまねくん X
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