3児のパパの人気俳優 子育て論明かす「成功体験ではなく、負けることを教えるのも重要」

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ライアン・レイノルズ
ライアン・レイノルズ

 俳優のライアン・レイノルズが、自分が時には「負ける」ことを子供たちが理解するのは重要だと明かしている。妻ブレイク・ライブリーとの間に、ジェームズ君(9)、イネスちゃん(7)、ベティちゃん(4)、そして生後1歳3カ月の三女を持つライアンは、『デッドプール&ウルヴァリン』のショーン・レヴィ監督から受けた、子供たちに自身の勝利だけを見せないように促した子育てのアドバイスが忘れられないという。

 ピープル誌の対談で、共演のヒュー・ジャックマンにライアンはこう語っている。「ショーン・レヴィ監督に言われたことがずっと心に残っているんだ。人は自分の勝利についてだけ話す傾向があるってね。でも、特に子供には、自分が負けるって知ることは本当に重要だと思うんだ」「自分が望んでいるものがいつも手に入るわけではない。一生懸命取り組んだことがうまくいかなかった。今日は恥ずかしいことを言ってしまったとか、何か気まずいことをしてしまうことがある。子供たちがそれを見ることはとても重要なことで、ただ『お父さんはうまくやった』と聞くだけではダメなんだ。だって、勝つことよりも負けることの方が多いんだから」

 また、親として子供と関わる際に、不安と戦うことがいかに役に立っているかについて、「今となっては、不安を抱えたり、抱えていた自分が好きだ。なぜなら、おそらく遺伝的なものだろうけど、子供たちが不安を経験しているのを見たとき、思いやりを持って会話ができるし、子供たちは自分が見守られているんだと感じられるような接し方を分かっているから」と続けた。

 一方、不安の経験は、俳優業にも役立っていると明かすライアンは、「僕の仕事に大いに役立っている。不安を抱えている人は、常に将来のことを考えている。『こうなったらどうしよう?あの場合はどうしよう?』って常に自分に言い聞かせている」「『デッドプール&ウルヴァリン』を撮影しているとき、僕は映画を撮影しているだけでなく、観客席にいる慎重な批評家のように『これは気に入らない。これは受け入れられない』と感じる。だから不安は、他の方法では得られないような意識のエコシステムを生み出してるんだ」と語った。

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