タコでもゾウでもなく予言菌!サッカー欧州選手権を大腸菌の増殖で占う 14日開幕戦は地元ドイツの勝利?

海外情報 海外情報

 サッカーの大きな大会で、タコやゾウなどさまざまな生き物に結果を占わせることは、度々行われる。しかし、今回の「予言者」はかつてない“極小”であるに違いない。

 ドイツのある大学では、サッカーの2024年欧州選手権(ユーロ2024)に向けて、これまでとは異なる生き物を使う方法を考えた。ペトリ皿で培養した大腸菌を使い、結果を予言したのだ。

 微生物学者のマルクス・エゲルト氏は、「比較的少数の細菌を培養液で増殖させることに成功した。これらの細菌が形成するコロニーの分布から、サッカーの結果を予測することができる。私たちの解釈は、チームのペナルティエリアでコロニーが増殖するほど、そのチームに対してより多くのゴ​​ールが決められるというものだ。ペトリ皿上の微生物の分布を利用して、試合がどう終わるか予想しようとしている」

 エゲルト氏は、地元ドイツとスコットランドとの開幕戦について、この方法を利用し、「ドイツの勝利が比較的はっきりと示されている。スコットランドのペナルティーエリアにはドイツよりも多くのコロニーがあり、これはドイツがスコットランドよりも多くのゴールを決めることを示唆している。このため、開幕戦ではドイツの勝利を予想する」と語った。

 さらに、「ゾウやタコなど、サッカーの結果を占おうとした動物はたくさんいるけれど、それは動物にとってストレスになってしまう。そこで私たちは、微生物で試してみようと考えた」と経緯を説明した。この予想が正しいかどうかは、6月14日にミュンヘンで行われる開幕戦で明らかになる。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース