理系の恋人「キムワイプ」の“キム”ってどういう意味?製造元に聞いた本当の由来 SNSで珍発見が話題

藤丸 紘生 藤丸 紘生
キムワイプ(画像提供・日本製紙クレシア)
キムワイプ(画像提供・日本製紙クレシア)

 研究室や工場、病院で愛用される紙ワイパー「キムワイプ」。一部では「理系で知らない人はいない」ともささやかれる、いわば“理系おなじみのティッシュ”だ。今や当たり前に浸透している「キムワイプ」という名前。用途を踏まえると「ワイプ」は“wipe”(日本語で「拭く」の意)であると見当がつくが、残る「キム」はどこからきたのだろう。

 製造・販売元の日本製紙クレシアによると、同社の技術提携先であり、キムワイプの開発元である米・Kimberly-Clark(キンバリークラーク)社の“Kim”に、先述の通り商品特長を表す“wipe”をかけ合わせ、「キムワイプ」と名づけられたという。

 キンバリークラーク社が「キムワイプ」を開発したのが1942年。日本では69年に「キムワイプ S-200」が発売され、以後55年にわたり、研究や医療の最前線を支えている。

 このような公式な由来がある一方、SNSでは「キムワイプ」という名前にまつわる“珍発見”が話題になった。

 発見者は理系大学生のぐろたなだ(@Grothenada)さん。キムワイプは「キム+wipeで『払拭』になる」と気付いたという。「払」を左右で分けるとカタカナの「キム」に見え、「拭」は英語で「ワイプ」という言葉遊びだ。

 「払」 = 扌 + ム = キム
 「拭」 =(英語で)ワイプ

 ぐろたなださんは普段から言葉遊びが好きで、箱に表記された「キムワイプ」の文字が「払ワイプ」に見えると気付いたことがきっかけだとか。キムワイプ公式Xも「これは新たな発見」「素晴らしい発見です!」と反応。この視点は目からうろこだったようだ。

 もっとも、ぐろたなださん自身は公式の由来を知っており、あくまで一つの発見として「理系の人はみんなキムワイプが大好きなので、多少なりとも刺さってくれるといいな」と自身のXにポスト。その結果、5万件を超える「いいね」が寄せられた。「公式様にも反応をいただき、嬉しさの反面、ここまでバズるのかと当惑しております」と信じられないようだった。

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