「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのスピンオフ映画『ザ・ハント・フォー・ゴラム』では、ゴラムの知られざる旅路が語られるという。アンディ・サーキスがゴラム役を続投し、かつ監督も務める新作で、製作総指揮で参加するピーター・ジャクソンは、アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)やレゴラス(オーランド・ブルーム)よりもゴラム/スメアゴルを掘り下げる方が観客の心に響く作品ができると考えているという。
ジャクソンはデッドラインにこう話している。「ゴラム/スメアゴルのキャラクターにいつも魅了されています。なぜならゴラムは人間の最悪な部分を反映している一方でスメアゴルの面は、結構思いやりがあると言えますから」
「彼は読者や映画の観客と繋がるものがあると思うんです。私たち皆の中には、その両方が少しづつありますからね」「私たちは彼の背景にあるストーリーを探り、これまでの映画でカバーする時間がなかった彼の旅路の部分を掘り下げたいと強く思っています」
また今回の新作に、ほかのどのキャラクターが登場するかに関しては「まだ早すぎる」として言及を避けたものの、J・R・R・トールキンによる原作小説『ホビットの冒険』や『指輪物語』に忠実な物語になると約束している。