鉄筋のビルがまるで特撮映画のように、粉々に…。米ネブラスカ州で巨大な竜巻が企業の社屋を襲い、わずかな時間でがれきの山に変えてしまう様子を、駐車中の車両の車載カメラが捉えていた。
車内のカメラに残されたのは、衝撃的な映像だった。正面のビルに巨大な竜巻が接近。堅固な建物はおもちゃのように砕かれ、あっという間に呑み込まれてしまった。
竜巻の風速はおよそ70メートルに達したとみられている。地元メディアによると、倒壊したビルは企業の社屋で、竜巻発生時には数十人の従業員が社内にいたが、全員無事だったという。
この巨大竜巻は4月26日に発生。米国立気象局によるとこの日、ネブラスカ州のほか、オクラホマ州、アイオワ州で19個の竜巻が発生した。1人が死亡し、建物数百棟に被害が出たという。