柿沢未途氏の辞職に伴う衆院東京15区補選が28日、投開票され、立憲民主党から立候補した元江東区議酒井菜摘氏(37)=共産党、社民党支援=の当選が確実となった。
酒井氏は、各社の調査で優勢が伝えられていたが、そのまま逃げ切った。立民の泉健太代表、岡田克也幹事長ら幹部をはじめ蓮舫、辻元清美参院議員らが連日応援に。候補者を取り下げた共産党支持層にも浸透した。
江東区内の酒井氏の事務所では、テレビで当選確実が伝えられると、支援者らが大きく沸いた。
秋元司氏、柿沢氏と、選出の衆院議員が相次いで辞職した東京15区。古い政治との決別や、子宮頸がんや不妊治療を乗り越え母になった経験を踏まえ、医療や福祉、子育て施策の充実を訴えた酒井氏。9候補者が乱立し、歴史的大混戦となった補選を制した。