NASA(米航空宇宙局)が、火星でメタンの痕跡を発見した。火星探査車「キュリオシティ」が、ゲール・クレーターからガスの安定した流れを確認。ガスは1日の様々な時間帯に現れ、季節によって変動することがわかった。
NASAの専門家らによると、メタンは固まった塩の下深くに存在し、温度が上昇した際に流れ出てきている可能性があるようだ。地球上では、メタンは生命のサインと考えられ、動物が食べ物を消化した時に排出される。
ただ、今回、メタンの痕跡が見つかったことで専門家らは混乱しているそうで、火星を回る衛星からはその痕跡が発見されていないため事態はさらに複雑になってという。
NASAのジェット推進研究所のアシュウィン・ヴァサヴァダ氏は「思わぬ展開の話になっています」と話している。