若き3冠ヘビー級王者・安齊勇馬 全日本チャンピオン・カーニバル白星発進「歴史も、記録も全てに勝ってやる」

山本 鋼平 山本 鋼平
CC開幕戦を白星で飾った安齊勇馬=全日本プロレス24年4・18後楽園ホール大会
CC開幕戦を白星で飾った安齊勇馬=全日本プロレス24年4・18後楽園ホール大会

 全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」が18日、後楽園ホール大会で開幕し、3冠ヘビー級王者の安齊勇馬がメインに登場し、Bブロック公式戦で世界タッグ王者の斉藤ジュンを15分18秒、新技ギムレット(旋回シットダウン式パワーボム)からの片エビ固めで3カウントを奪い、勝ち点2を獲得した。

 中嶋勝彦を破り3冠王座で24歳10か月の最年少戴冠記録を樹立。その勢いはCC開幕戦のメインでも健在だった。CCのために開発した新技で難敵を撃破。「このまま誰が優勝するか分かりますよね。オレはBブロックだけでなく、Aブロックも、歴史も、記録も全てに勝ってやるよ。このチャンピオン・カーニバル、全日本、オレだけを見てください‼」。リング上で豪語し、ファンに初優勝を約束した。

 この日は序盤から場外戦に持ち込まれ、ラフファイトで体力を削られた。ジュンのビックブーツ、ラリアット、喉輪落としで苦しんだが、相手のラリアットをダブルアームスープレックスで切り返し、ジャンピングニーからのジャーマンスープレックスホールドと一気に攻め、そのままフィニッシュにつなげた。

 歴代最年少優勝記録は2022年の青柳優馬(26歳6か月)、デビュー最短優勝は2008年の諏訪魔(3年5か月)。24歳11か月、そしてデビュー1年7か月での新記録へ、バックステージでは改めて「歴史も記録にも勝つ」と誓った。

 この日はAブロックでは芦野祥太郎が大森北斗を、青柳優馬がデイビーボーイ・スミスJr.を、綾部蓮が宮原健斗を下し、それぞれ勝ち点2を獲得。Bブロックは諏訪魔が斉藤レイを、ロード・クルーが本田竜輝を下し勝ち点2。優勝決定戦は5月12日の横浜BUNTAI大会で行われる。

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