造形作家のデゴチ(@degochi)さんはある日、風呂場から家族の叫び声が聞こえ駆けつけると「お風呂のドア開けて、これがあったらどう思うか分かる!?」と激怒されたという。その理由がX(旧ツイッター)で「怖すぎるw」「悲鳴を出さざるえないww」「笑える(笑)けど、たしかにこれは怒られてもしょうがない」と話題を呼んでいる。
激怒された理由は、デゴチさんが16日に投稿した一枚の写真に詰まっている。照明のついていない浴室に天井からつるされているのは、大きなシロクマ(ホッキョクグマ)の着ぐるみ。デゴチさんは同投稿で「ちょっとシロクマの着ぐるみを洗濯して浴室乾燥してた」と状況を説明しているが、初見では仁王立ちしたシロクマでしかない。薄暗い環境も手伝って、怖さ倍増。家族が叫び声をあげ、その後怒ったのもうなずける。
実はこの着ぐるみ、デゴチさんの手作り。いつも着ぐるみを干す際は外干しだったが「最近は花粉や黄砂などが多いため」とこの日、初めて浴室乾燥による室内干しに切り替えたという。
しかし、そのことを伝え忘れるという痛恨のミス。家族にとって着ぐるみ自体は周知の存在だが、それがまさか浴室にあるとはつゆしらず。わざとではないが「本当に驚かせて申し訳ないなぁと反省しきり」と明かし、一声かけ忘れたことを「起こりうるリスクの配慮ができていませんでした(笑)」と悔やんだ。
投稿には18日時点で4万件を超える「いいね」が集まっている。リプライでは「これは泣くw」「怖すぎるw」「行きなりこんなの目の前にしたら悲鳴も出るw」「これは悲鳴を出さざるえないww」「笑える(笑)けど、たしかにこれは怒られてもしょうがないかもな」と“そりゃビビるし怒られる”のツッコミであふれた。また、「これウエットスーツでやられたことある」などの類似体験も寄せられた。
ちなみに、シロクマの着ぐるみ製作は「学生時代、スノーボードなどで雪山に遊びに行った際、リアルなクマの着ぐるみを着て茂みから出てきたら友人を驚かせることができるだろう」というイタズラ心がきっかけ。当時、リアルな造形の着ぐるみが見当たらなかったため、手作りしたという。
作品の製作工程などをまとめたデゴチさんのブログ「カシャゴ製作所」によれば、2009年5月から製作工程などを投稿。長年、着ぐるみの細部や着用した写真などをアップしている。
◆デゴチさんのブログ「カシャゴ製作所」:https://degochi.blog.ss-blog.jp/