トラやライオン、ユキヒョウ、ホワイトタイガーなどネコ科の猛獣たちが見せる“ネコっぽい姿”をおさめた写真集「ほぼねこ」(辰巳出版)がこのほど、3度目の重版決定。ネコは1匹も出てこないが「全愛猫家が泣いて浄化される写真集」と人気を集め続けている。
全国各地の動物園でネコ科の大型動物の写真を撮影し、SNSで公開しているRIKU氏による初の写真集。旭山動物園(北海道)、大森山動物園(秋田県)、伊豆アニマルキングダム(静岡県)、浜松市動物園(静岡県)、いしかわ動物園(石川県)で撮影されたアムールトラ、ライオン、ユキヒョウ、ホワイトタイガーの愛らしい姿が90点以上収録されている。
昨年12月に発売されると、Amazon和書「猫」部門で売れ筋ランキング1位を獲得(昨年12月21日調べ)、「本当に猫」「とにかく癒やされる」「驚くほど表情豊か」と話題に。書店では完売する店舗が相次いだという。発売から4カ月弱が過ぎても人気は健在で、このほど第4刷が決定した。
以前から「地球で最も完成度が高いのはネコ科の動物」としている、コラムニスト・辛酸なめ子氏も同写真集を評価。「鋭い爪や大きな手足と『ほぼねこ』なしぐさのギャップに萌え死に、実際に遭遇したらたぶん死ぬので、どちらにしても殺される…ネコ科猛獣は最強です」とコメントした。さらに「トラやライオン、ヒョウの心に住んでいるインナーチャイルドは猫」と独自分析した上で、同写真集について「全愛猫家が泣いて浄化される」と賛辞を贈った。