ソ・イングクを輩出したオーディション番組として知られる「Super Star K」出身の歌手、パク・ボラムさんが急死したと12日、韓国メディアで一斉に報じられた。3月1日に30歳の誕生日を迎えたばかりだった。
パク・ボラムさんの所属事務所、ジェナドゥ(XANADU)エンターテインメントがこの日「悲痛でつらいお知らせです。4月11日深夜、パク・ボラムが私たちの元を突然去っていきました」と公式発表。「同僚アーティストやスタッフたちは、あまりにも大きな悲しみの中、故人を心から哀悼しています」「パク・ボラムを応援してくださったファンの皆さんに、このようなニュースをお伝えすることはとても胸が痛みます」と付け加えた。
京畿道(キョンギド)南陽州(ナミャンジュ)南部警察署によると11日午後9時55分ごろ、同市所在のある住宅内で知人とお酒を飲んでいたパク・ボラムさんが、トイレに行ったきり戻ってこないため知人が様子を見に行ったところ、トイレ前で倒れているところを発見し、警察に通報。発見当時、パク・ボラムさんはすでに心肺停止状態だったという。その後、駆け付けた救助隊により病院へ搬送され、死亡が確認された。警察は正確な死因を明らかにするため、早ければ13日にも剖検を実施する予定であることが分かった。
パク・ボラムさんは2010年、Mnetオーディション番組「Super Star K2」に出演し注目を集める。そして2014年「BEAUTIFUL(Feat. Zico of Block B)」でデビュー。以降、自身の音楽活動に加え、韓国ドラマ「恋のスケッチ〜応答せよ1988〜」「刑務所のルールブック」「Soundtrack #1」など、人気ドラマのオリジナル・サウンドトラック(OST)でも活躍していた。