ポールダンスが、五輪の競技になる日を夢見ている人たちがいる。今年のパリ夏季五輪でブレイキン(ブレイクダンス)が初採用される。時代の流れとともに五輪競技も変化していく中で、意欲を燃やすポールダンサーがいる。
インストラクターのクララ・ポーシェさんは、「ブレイクダンスやストリートダンスなどは特別に位置にある。ポールダンスも少しずつ、そこに近づいている」と協調する。
ポールダンス(ポールスポーツ)は、垂直に立てた金属のポール(柱)を使い、踊るダンス。筋力、柔軟性など高いを使ってアクロバティックな動きをすることで知られる。高い運動能力が必要だ。
ポーシェさんは「キャバレーのようなダイナミックなものでも、映画に出てくるようなものでもなく、スポーツのようなダイナミックなもの。現在のポールダンスは、バーの上での体操という意味で、それ自体がスポーツとみなされている」と説明した。
ポールダンスは2017年、国際スポーツ連盟連合によって、スポーツとして認められた。日本には、日本ポールスポーツ協会(一般社団法人)があり、スポーツとしてのポールの普及活動を行っている。
欧米では、ポールダンスが五輪に採用されれば“追い風”となり、関連ビジネスの成長を助けるとの見方がある一方、ポールダンスの本質が損なわれるとの考えもあるという。