政治団体・ＮＨＫから国民を守る党の立花孝志党首（５６）が２９日、国会内での定例会見で、暴力行為等処罰法違反（常習的脅迫）などの罪に問われた元参院議員のガーシー氏（５２、本名・東谷義和）を懲役３年、執行猶予５年とした東京地裁の有罪判決が同日、確定したことに触れた。「この会見を最後に、ガーシーのことについては触れないようにさせていただきたい。これ以上、ガーシーには触れません」と宣言した。
立花氏は、執行猶予付き判決が言い渡された１４日以降、ガーシー氏と連絡を試みたが「私どもの方には、党の関係者には、ガーシーからの連絡はございません。おそらく、これ以上我々の党との関係を持ちたくないという本人からの意思表示と考えている」と述べた。ガーシー氏が、ＳＮＳでの発信や記者会見を行っていないことも踏まえ「あえて一般の人になりたいという意思表示」と推察した。
立花氏は、ガーシー氏が２０２３年３月、参院議員歳費を党に預け、トルコ地震の被災地へ寄付を頼んだと表明したことに「ガーシーが党の方に寄付をしたという事実はございません」と説明。また、２０２２年の参院選出馬の際、党から３億円を支払うことを約束したことについても「現状２億円にとどまっている。支払い義務があるのかということを含めて、ガーシーの要求もないし、話も一切出ていない」と明かした。
ガーシー氏からの連絡がないことに「ガーシー側のうそと、被害者側のうそがわかる。ガーシーから見て、僕は怖いんだと思います。いっぱい隠し事しているからです。僕はきっちりしてしまう。何でもきれいに、クリーンに来てほしい人間からすると、僕はちょっと怖いんでしょうね」と話した。
