実業家の前澤友作氏が20日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、ネット上の「詐欺広告」に対して抗議のアクションにでることを明かした。
前澤氏は3月18日のXに、自身の画像が使われている「無料投資教室を開きました」などと書かれたネット広告を掲載。「勝手に写真使われてる詐欺広告です。いいねが978件も付いてしまってる。」と伝えた。「相変わらずFacebookとInstagramは酷すぎる。Meta社、いい加減こういうの取り締まれよ。」と名指しで指摘。「画像認識で自動で排除できるでしょうに。やったら広告売上下がっちゃうからやらないのかね。ほんと酷すぎる。」と憤った。
さらに同19日には、詐欺広告についてMeta社に問い合わせをし、返信が来ていたと説明。「『詐欺広告がなくなるよう措置を講じます』と書いてあるものの、最後の文章では、『いろいろやるけど全ての詐欺広告を無くすのは無理だから理解して』と開き直ってます。」と状況を明かした。「詐欺で騙される人や、肖像権を侵害されたり名誉毀損される人に対して、どのように考えているのでしょうか?騙されたり傷つけられている人に対して何か損害賠償してくれるのでしょうか?」と厳しく問いかけた。
続けての投降では、Meta社の創業者・CEOのマーク・ザッカーバーグ氏が2月に来日していたというXのポストを引用。「イノベーションの未来も大切だと思いますが、まずは詐欺広告をなんとかしませんか?」とさらに問いかけた。
20日の投稿では「FacebookやInstagram上で、著名人を使った詐欺広告に騙されて何らかの被害にあった方は、匿名で構いませんので、その時の状況を詳しく教えていただけませんか。」と協力者を募った。「みなさんの分もまとめて僕がMeta社に抗議します。みなさんで声をあげていきましょう!」と呼びかけ「Facebook・Instagramでの不正広告による詐欺被害通報窓口」のフォームを添えた。
詐欺広告では、前澤氏だけでなく、実業家の堀江貴文氏やひろゆき氏らも同様に、勝手に画像や名前を使われる“被害”に遭っている。ひろゆき氏は前澤氏の呼びかけを報じたネットニュースを引用。「著名人詐欺広告で騙されてお金取られてる被害者がいるので、マジで前澤さん頑張ってほしい。」と激励した。