山崎貴監督、ゴジラの次は「フードロス怪獣」動画公開!現代の東京で大暴れ 世界が認めるVFXで問題提起

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
 山崎貴監督
 山崎貴監督

 味の素は14日、廃棄食品の“悲しみ”が生んだ巨大怪獣「フードロスラ」が暴れ回るWEB動画「フードロスラ どうする!?人類篇」を同社公式YouTubeチャンネルで公開した。VFX(視覚効果)を駆使した迫力の映像を手がけたのは、山崎貴監督(59)。自身が監督を務めた映画「ゴジラ-1.0」は第96回米アカデミー賞でアジア映画初となる視覚効果賞を受賞。世界が認めた技術でフードロス問題を訴える。

 同動画は家庭におけるフードロスの現状を伝え、その解消に向けた各家庭での取り組みを促すことが目的。フードロスラが突如東京タワー付近に現れ、廃棄食品をまき散らし、巨大な体で街や人々に襲いかかるストーリーが約80秒間にわたって描かれる。

 無数の廃棄食品で構成されたフードロスラのデザインには「たくさんのフードロスが発生しているということを表現するには、怪獣が食材の巨大な集合体になっていることが重要なんですね」と山崎監督のこだわりを凝縮。しかし、食材を現実のサイズで描くと「一つ一つが小さすぎて食材だと伝わらなくなってしまうので、巨大さと現実味のバランスを取ることがすごく難しかったです」と苦労を明かした。

 また、動画内に登場する特捜隊員の装備は山崎監督自らが制作。「銃やベルトのような部品をできるだけイメージに近いものにしたいなと思ったので、自分でホームセンターに行って材料を買ってきて、日曜大工的に制作しました(笑)」と細部までこだわった。

 社会課題をテーマにしているため「見た後で『面白かった!』だけで忘れられてしまうんじゃなくて、何か人の心に引っかかるものは残したいですね」と意識した点を説明。「『食べ物を雑に扱っちゃってるかも』ということを、ちょっとでも考えてもらえたら大変ありがたいなと思います」と期待を込めた。

 また、動画公開と同時に「フードロスラ」特設サイトも開設。さまざまなコンテンツのほか、山崎監督の特別インタビューやメイキング動画も楽しめる。

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