WWEで活躍した元プロレスラーで俳優のジョン・シナがアカデミー賞の衣装デザイン賞の授賞式でプレゼンターとして、急所を封筒で隠すのみの全裸姿で登場した。映画『バービー』にも出演したジョンは、10日にロサンゼルスのドルビー・シアターで行われた式典で、気が進まない様子でプレゼンターとしてステージに上がり、筋肉質な体格を披露、受賞者が『哀れなるものたち』であることを伝えた。
司会のジミー・キンメルは、50年前の1974年のアカデミー賞授賞式で男性が裸でステージを横切るという、アカデミー賞史上で最もショッキングな瞬間の1つを引き合いに出した。
「今ここで全裸の男性がステージを駆け抜けるとしたら、想像できる?クレイジーだよね?」と会場に聞くと、そこで裸のジョンがひょっこり顔だけ出し、出て行くのは「良いとは思わない」と主張。「気が変わった。全裸でここを走り抜けたくない。ここでやるのは良いとは思わない。上品な式典なんだから、こんな下品なジョークを提案したことを恥じるべきだ」と言うと、ジミーが「面白くするためにやっているんだから」と答えたものの、ジョンは「男の裸はジョークじゃない!」と反論した。
結局大きな封筒で急所を隠したままステージの中心まで歩き観客の笑いを誘った後に、開封するため封筒を動かすことができなかったことから、短いカットの後、金色のトーガを体に巻き付けたジョンが再び登場して会場を沸かせていた。