浪速のモーツァルトこと作曲家キダ・タロー氏(93)が8日放送のABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」に最高顧問として出演した。
依頼者から、夫が中学の時に友人に手を上げてしまい、そのまま疎遠になったことを長年後悔しており、謝罪したがっているとの依頼が届いた。
これを受け、探偵の石田靖が「顧問、なんか悔やんでいることとかあります?謝りたい人とかいます?」と聞くと、93歳のキダ氏は「いますけど、その子は亡くなりました」と返した。
謝るのは早いほうがいいとの話になったが、キダ氏は真剣な顔で「その子、心臓が弱かったんですよ。中学1年で、みんなでいじめるんですよ。私、そのうちの1人に入っとったんです」と告白した。
涙声になり「私が叩いたんですね、彼を。彼が黙って涙を流したんです。それから俺は人に手をあげることはやめたんです。それだけが悔やんでます」と明かした。